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2009年7月号 緑のなかの美術館 MIHO MUSEUM
緑のなかの美術館
選・監修:岡部昌幸
取材・文:佐道眞左
写真:松澤暁生

まばゆい緑のなかにある美術館で、ゆったりとした時間を過ごす。──そんな贅沢な旅に出かけてみませんか。所蔵品の充実はもちろん、美術館へのアプローチ、建築、カフェの併設など、夏の1日を過ごすにふさわしい魅力的な美術館を全国から厳選してご紹介します。
人里離れた森に立つ、建築ファン憧れの美術館
MIHO MUSEUM
[滋賀県甲賀市]


信楽の山に現れた桃源郷
琵琶湖の南、信楽の深い森の中に立つ美術館。その建築もコレクションも、国内よりもむしろ海外で高く評価され、香川県のベネッセアートサイト直島や島根県の足立美術館などと共に訪
れる欧米の美術ファンも少なくない。
敷地面積約30万坪。ルーブル美術館のガラスのピラミッドなどを設計した建築家I・M・ペイ氏は、この湖南アルプスの地を桃源郷に見立て、周囲の自然と見事に調和した美術館を造った。来館者はレセプション棟で入館手続き後、500mほど離れた美術館棟へ向かう。約100本の枝垂れ桜の並木道を抜け、緩やかにカーブするトンネルへ入る。トンネルは非日常への移動装置。カーブの先の深い谷に吊橋が架かり、日常とは隔絶された“桃源郷”が出現する。
(後略)
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表紙写真:
只見線(会津桧原~会津西方)
レイルマンフォトオフィス





