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2009年8月号 今こそ、ライフプラン
マネーの不安を夫婦で考える
今こそ、ライフプラン 10
高齢期の貯蓄は
どのように守って、増やす?
ファイナンシャルプランナー:畠中雅子
高齢期に入ると、貯蓄が徐々に減っていくご家庭も少なくありません。高齢期に使うために貯めてきたお金ですから、減るのは自然なことだとしても、今後の貯蓄について、少しくらいは有利な金融商品に預けてみるのも手です。そこで今月は、高齢期の貯蓄の「守り方」と「増やし方」を考えます。ネット定期や地方債など、安全に貯蓄を増やすさまざまな手段をご紹介します。
貯蓄額が減っている中でも、
諦めずに「ちょっと有利」に預ける
高齢期に入ったら、貯蓄はどんどん減るばかり。「貯蓄が減るスピードが思ったより早くて、この先の生活に強い不安を感じる」という声を、お金の悩みとして耳にする機会が多くなっています。
高齢期の生活に向けて、一生懸命貯蓄をしてきたわけですから、貯蓄が減るのは自然なことです。とはいえ、減り方が急だと貯蓄が底をついてしまうかも…という不安にかられるのも当然でしょう。そこで、貯蓄が減り始めた高齢期でも、「安全で、ちょっと有利な金融商品」を利用したいもの。数千円、あるいは数万円の利息の差が、高齢期の生活を心豊かにしてくれる可能性があるからです。
普通預金に預けっぱなしの預金は
金利の有利なネット定期に
「安全で、ちょっと有利」な金融商品の代表は、ネット定期ではないでしょうか。ネット定期とは、ソニー銀行や住信SBIネット銀行のような、ネット専業銀行で扱っている定期預金を主に指します。そのほか、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行のような店舗を持つ銀行のインターネット支店で扱っている定期預金も、広い意味ではネット定期に含められます。
現在、都市銀行の定期預金に預けると、1年満期で金利は0.2%程度ですが、ネット定期は2倍以上の金利を付けているのが一般的。満期前に解約すると、普通預金程度の金利が適用されること、預金保険制度の対象であることなどは、一般の定期預金と同じです。
さらにネット専業銀行では、頻繁にキャンペーンをおこなっています。キャンペーンとは、特定の期間に預けると「上乗せ金利」が適用されるというもの。キャンペーン時期を狙うと、1年定期が1%前後で預けられる可能性もあります。
'09年の9月30日までの預け入れについて、1年もの定期預金に0.9%というキャンペーン金利を提示している住信SBIネット銀行の例で、手取り額の差を計算してみましょう。たとえば100万円を1年間預けたとき、都市銀行と住信SBIネット銀行の定期預金では、税引き後の手取り額に約5600円の差が出ます。1000万円を預けたとすると、1年間で5万6000円の差に。定期預金の預け方を工夫すると、ご夫婦の温泉旅行代ほどの利息を稼げることになるわけです。
(後略)
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表紙写真:
スカイバスTOKYO
(松澤暁生)





