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2009年9月号 熊本城 その人気のヒミツに迫る!

入場者数日本一!
熊本城 その人気のヒミツに迫る!
取材・文・写真:桜鱒太郎
取材協力:九州観光推進機構

大坂城、名古屋城とともに日本三大名城と並び称され、入場者数は全国一を誇る熊本城。ノジュール読者アンケートでも、訪れたい城として高い人気を集めた熊本城のどこに人気のヒミツがあるのか。築城400年を迎えた今、歴史と伝統を守りつつ、街をあげて取り組む復元工事の舞台裏や新たな試みに迫った。

[人気のヒミツ1]本丸御殿大広間の復元舞台裏

熊本城が大人気だ。2008年の入場者数は全国1位の203万人。去年は熊本城築城400年を記念したイベントが次々と行われたこともあるが、本丸御殿大広間を復元したことが熊本城の魅力をさらに高めることになった。本丸御殿は城主・加藤清正が家臣と対面する大広間をメインにした施設だが、一番奥の格式高い部屋が『昭君の間』と呼ばれる部屋で、狩野派の壁画や襖絵の再現もあり、人々の興味を一点に集めているのだ。

金箔に岩絵具で彩色された豪華絢爛な壁画には、中国の漢の時代の故事に出てくる絶世の美女、王昭君の物語が描かれている。この壁画があるゆえに『昭君の間』なのだが、実は『将軍の間』の隠語だという説がある。関ヶ原の戦いでは徳川家康に味方したものの、豊臣家恩顧の大名だった清正は、万一のときは豊臣秀頼を迎え入れ、西国大名を率いて徳川家康と対抗しようと思っていたのだとか。
「いざという時には昭君の間の壁がぐるっと回り、そこに階段があって地下の通路に抜けられるという伝承もあります」と語るのは、本丸御殿復元の建築担当者である下田誠至さん(熊本城総合事務所)。なんとも奥が深い歴史ロマンではないか。

(後略)

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