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2009年11月号 旅の達人がおすすめする ひとり旅モデルプラン

旅の達人がおすすめする
ひとり旅モデルプラン

[プラン2]器と食を楽しむ、益子自転車旅
文:藤田千恵子
写真:松澤暁生

自分の好みの器を探して、ちょっと疲れたらカフェでひと休み。颯爽と自転車に乗り、ひとり気ままに栃木県・益子の町をめぐります。

1泊2日モデルプラン

■1日目
東京[東北新幹線または在来線、水戸線、真岡鐵道経由] → 益子駅 レンタサイクルを借りる → 城内坂通りなど(器を探したり、カフェに入ったり) → 「フォレストイン益子」泊(「リスブラン」で夕食)

■2日目
城内坂通りなど(器を探したり、カフェに入ったり) → 「明水」で昼食 → 益子駅[真岡鐵道] → 真岡駅 → 「桜川地酒館」で利き酒 → 真岡駅 → 東京

一両でケナゲに走るローカル列車で

 

遠距離でも速く着く街もあれば、近いけれどものんびり辿り着く町もある。窓を流れる秋景色をひとりでぽわーんと、誰にも気兼ねなく、ガタゴトと走る列車から眺めてみたい。
そんな列車旅への憧れにぴったりだったのが、たった一両だけでケナゲにひた走る真岡(もおか)鐵道である。しかも始発の下館(しもだて)から益子(ましこ)までの乗車時間はたっぷり50分。列車は時おり「ぷおーっ」という汽笛(のサービス?)も聴かせながら、町から山里へとじょじょに鄙びてゆく風景の中を走っていく。
益子に到着してからは、まずは町歩きの「足」を求めて貸自転車屋さんを目指す。窯元や陶器専門店はあちこちに散在しているので、気の向くままに自転車で駆け回ったほうが、あちこち見学できてよかろうという算段だ。が、自転車だけを借りるつもりで入った「エビコーサイクル」に、初っぱなから長逗留してしまったのは、店の中に、さらに小さな「コエビ」なる店があったからだ。「エビコの中にあるから、コエビなの」と笑うお母さんの、なんと明るく朗らかで親切なこと。店の中には、国内外から集められた木工の玩具、手芸品、雑貨などが並んで、どれも皆、頬ずりしたくなるほど可愛らしい。「店長」だという黒猫(本物なのでニャーと鳴く)の花子ちゃんもいて、なんとも心和むスペースなのだった。

(後略)

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