バックナンバー
2009年11月号 旬の列車で旅しよう
旬の列車で旅しよう 13
洛北「もみじのトンネル」を走る
叡山電鉄
文:松本典久
写真:レイルマンフォトオフィス
色さまざまに木々が華やぐ秋の比叡山麓。窓の大きなパノラミック電車「きらら」も運行中で、誰でも気軽に"鉄道もみじ狩り"が楽しめます。
展望席からもみじ狩り

北国から始まった紅葉も時の移ろいと共に南下していく。今回は関西エリアで楽しめる紅葉路線として、叡山電鉄を紹介しよう。
叡山電鉄は京都市左京区の出町柳(でまちやなぎ)駅を起点に、洛北を走る鉄道で、地元では「叡電」の略称でも親しまれている。全長14.4キロと営業距離は短いが、路線は途中の宝ヶ池駅でYの字形に分岐、比叡山の麓となる八瀬比叡山口駅に向かう叡山本線、牛若丸の伝説が残る鞍馬に向かう鞍馬線となっている。
叡山電鉄の沿線には、観光客に人気の寺社が連なっているが、その多くが紅葉の名所として知られている。例えば、一乗寺駅からそれぞれ15分ほどで行ける金福寺・詩仙堂・圓光寺、修学院駅が最寄りとなる鷺森(さぎのもり)神社・曼殊院・赤山禅院、三宅八幡駅から向かう三宅八幡宮・蓮華寺、八瀬比叡山口駅そばの瑠璃光院、岩倉駅から徒歩15分ほどの実相院、貴船口駅から徒歩で30分ほどの貴船神社、そして鞍馬駅のそばの鞍馬寺などが有名。これらでは、美しい庭園が秋色に染め上がり、今の時期ならではの情感豊かな趣を楽しむことができるのだ。
(後略)
![]()

表紙写真:
伊根の舟屋(京都府)
(小澤忠恭)





