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2009年12月号 能登の滋味を訪ねる旅
お取り寄せの現場をゆく
能登の滋味を訪ねる旅
文・写真:森枝卓士
能登の名宿で教えていただいた、能登の地の味を生かした逸品の数々を、本誌連載でもお馴染みの食文化研究家・森枝卓士さんが訪ねました。
名宿のご主人に取り寄せの相談

連泊の至福。
能登半島に、食いしん坊だったら、これ以上の贅沢な連泊の楽しみはなかろうというコースがある。高額の贅沢ではない。予約が取れればという、滋味の至福。
ひとつは「郷土料理の宿・さんなみ」。調味料、いしりから米糠イワシ、各種、漬物まで自家製。まあ、そのような説明も必要のない、日本一の民宿として知られるところである。
そして、もうひとつが、「湯宿・さか本」。さんなみとはまったくキャラクターが違うが、これまた素晴らしい宿である。さんなみが民宿の極致であれば、こちらは小さいながらも、料理屋さん、和風オーベルジュの趣。器から食材まで(あるいは布団まで)、主人のセンスに唸る宿。テレビもない部屋で静寂に浸り、何もしないことと美食だけを楽しむ宿。
この性格の違う2軒の名宿を泊まり歩くというのが、私には最高の贅沢。いや、「便利」と高級を求めるのではなく、一芸に秀でた宿を好む旅好きなら、きっと同じだろう。
問題はどちらも小さいこと。さんなみは客室が3つだけ。さか本は部屋数がそれより少しだけ多いが、泊まれる数は同じようなもの。だから、その両方をうまいこと押さえるのは至難の業なのだ。
それにしても、人間の業は深い。というか、私が我が儘なだけか。うまいこと泊まることが出来たら、ああ、この美味しさを我が家でも楽しみたいものだと思ってしまう。難しいとは分かっていても、持ち帰れるものは、留守番の家族にお土産に出来るものはないかと考えてしまう。そうそう、ならば、いっそ、訪れない場合でも、お取り寄せに出来るものはないか・・・・・・。
というあたりが、この企画の出発点。今回ばかりは実際に訪ねて、両宿の主に相談したりして、探してみようという算段なのだ。
(後略)
■さんなみ「能登の味」セット(ノジュール限定30セット)
2415円(いしり200ml、ゆうなんば100g、珠洲塩100g)
■さんなみ自家製お菓子セット
2400円(いしりのフロンランタン5個、柚子みそのタルト5個)
郷土料理の宿・さんなみ
TEL:0768-62-3000(「能登の味」セット)
TEL・FAX:0768-67-1850(お菓子セット)
http://www.noto.ne.jp/sannami
■住所:石川県鳳珠郡能登町矢波27-26-3
■営業時間:9~21時
■定休日:年末年始
送料:別(代引きにて)
注文方法:電話、インターネット
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表紙写真:
サンライズ瀬戸・出雲(東海道本線富士~静岡)
(中井精也)





