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2010年1月号 京都の食最新事情

土産にもピッタリ!
京都の食最新事情
取材・文:植田夏代
写真:松井学

食の都・京都は、伝統の味、老舗の店がある一方で、常に新しい商品や店が登場している。最新の食の話題を、京都在住ライターがご紹介。

食事処で、食事の締めに出てくる一品が、密かに人気だ。「山椒じゃこ」や昆布、デザートなど、客の要望から土産に持ち帰りができるように商品化する店が増えてきた。
なかでも、レストランよねむらと茶わん坂の陶芸家猪飼祐一のコラボレーションから生まれた「極味 ちりめん山椒」は絶品。京都府内の日吉町に窯を持つ猪飼氏が、周辺に実る山椒を摘み、学友の米村氏におじゃこを炊いてもらったのが始まりで、プレーン、赤とうがらし入り各50g 840円のほか、大徳寺納豆を入れた珍しいちりめん山椒50g 945円は、知る人ぞ知るこの店のとっておき。「別製 壺屋喜兵衛作ちりめん山椒小壺と三味寄せ」5250円も新登場。
地元で人気のうどん屋おかきたは、リニューアルと同時に、品のよい焼き菓子を用意。石川県白山山麓の厳選そば粉を用い、祇園の和菓子老舗鍵善良房の職人さんの手により作られた「そば焼菓子」は手提げ小袋入り480円で、愛らしい品だ。
割烹や料理屋の品では、岩さきの「鱧の味噌漬け」。脂の乗った鱧を料理人が京白味噌で漬けており、昨年夏に新登場した品だが、年中味わえるのがいい。ぎおん元勢も大将が作る「釜揚げちりめん山椒じゃこ」や「鱧の子昆布」、デザートの「リコッタチーズぷりん」1個500円もついつい土産をお願いする。
地元の高級スーパーフレンド・フーズは、食べ物に目のないオーナーが、全国を足で回り集めた品を揃えるが、自社開発した商品も見逃せない。レッドペッパーのように熟した山椒を手で選別して作る「赤山椒」缶入り1260円は、料理屋からの注文がひっきりなし。食通の中にはこれをマイ山椒として持ち歩く人も。また、素朴に見えるが茶人にも人気なのが、「和三盆ロール」1本1575円。
京のぬれおかきを大ヒットさせた鞍馬庵の香ばしい黒豆を使ったおかき「千鳥つくね」や、京生麩大野の京菓子のような「生麩十二ケ月」も京都ならではの品。

(後略)

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