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2010年2月号 伏見でほろ酔い幕末散歩
龍馬にカンパイ!
伏見でほろ酔い幕末散歩
文:北吉洋一
写真:貝原弘次
京の南の玄関口にあたる伏見は、幕末動乱の最中に龍馬が足がかりとした地。そして、言わずと知れた左党垂涎の酒どころ。酒豪で鳴らした龍馬を偲びつつ、風情ある町歩きと酒蔵めぐりを楽しんでみるのもいい。
伏見の定宿、寺田屋から

京都伏見、龍馬を偲びつつ散策するには、やはりまず寺田屋から始めよう。
寺田屋は大阪と京都間を結ぶ「三十石船」の船宿。薩摩藩との縁が深く、薩摩藩士が大阪と京都を行き来するのにここを利用していた。文久2年(1862)の薩摩藩内紛の刃傷もこの宿でおき、その際に亡くなった薩摩藩士9人を顕彰する「薩摩九烈士碑」が庭に建てられている。
龍馬は慶応元年(1865)の神戸海軍操練所閉鎖に伴い、勝海舟との別れを余儀なくされると、西郷隆盛を頼り、その庇護下に置かれた。そこで伏見の寺田屋を定宿にしていたのである。
寺田屋の女将は女傑として知られるお登勢である。お登勢と龍馬は肝胆相照らし、妻のお龍をお登勢の養女にしたほどだ。
寺田屋は往時の建物が建て替えられてはいるが、幕末の雰囲気を上手に残し、その臨場感はなかなかのもの。宿として営業中でもあり、龍馬を想い一泊するのも一興だろう。
(後略)
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表紙写真:
坂本龍馬像(長崎市)
(宮地工)





