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2010年4月号 再生に沸く日本橋

<日本橋を語る>
日本橋めぐりの会 川崎晴喜さん

日本橋活性化への挑戦
取材・文:北吉洋一
写真:宮地工、松澤暁生、中田浩資

日本橋を訪れる人たちに街の魅力を感じてもらうため、様々な仕掛けを施す「まち案内人」の想いがこもった日本橋案内とは。

日本橋が江戸以来、商業、金融の街として栄えてきたことは先に述べた。江戸時代の商業地とは、単に物の売買をするだけではなく、商品を作る職人が住み、商家の家族や店員たちが暮らす町でもあった。つまり、日本橋は人の生活の匂いがする町でもあったのだ。
そんな生活の町が様変わりするのは昭和30年代のこと。戦後の高度成長でビルが立ち並ぶ。そうすると地価が上がり、暮らす人が減少。日本橋の上にも高速道路が覆いかぶさり、日本橋はめまぐるしく活動するビジネス街に変貌してゆく。
しかし、このビジネス街化した日本橋で、昔ながらの人のぬくもりや、下町らしい老舗の接客を味わってもらおうと奔走する人がいる。それが「日本橋めぐりの会」を主宰する川崎晴喜さん(54歳)である。「具体的には週に4日、半日の『日本橋老舗リレーツアー』というものを行っています。これは日本橋の老舗めぐりなのですが、私は江戸の老舗だけが老舗だとは思っていません。日本橋には将来老舗に成りうる名店が多くあり、そんな未来の老舗にも目を向けていただきたいと思い、リレーツアーと名付けました」
例えば某日のツアーでは「ピッツェリア・ウノ」から爪楊枝の「さるや」、貝紫染めを展示販売する「夢紫(ゆめむらさき)美術館」「山本海苔店」「千疋屋総本店」というコースが組まれている。まさに日本橋を知り尽くした川崎さんならではのコース設定だ。

(後略)

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