バックナンバー
2010年4月号 デジタルカメラと旅に出よう
デジタルカメラと旅に出よう
3 デジタルカメラ実践編
江ノ島の春を撮る旅
写真・文:中井精也
神奈川県の湘南~鎌倉エリアを走る江ノ島電鉄(江ノ電)を乗り降りしながら、読者の皆さんからご要望が多かった旅先の風景や人物、料理などの撮影のコツを中井さんが指南します。
旅は被写体の宝庫!
だんだん風も暖かくなり、旅に出たくなるシーズンの到来。春の日差しがそそぐ神奈川県の江ノ島をカメラ片手に散歩してきました。今回使用したカメラは、この春新登場のオリンパスのE-PL1。このカメラは小型軽量ながらレンズ交換ができ、かわいいボディで大ヒット商品となった「PEN(ペン)」の弟分で、愛称は「PEN Lite(ペンライト)」。かわいいスタイルはそのままに小型軽量化し、内蔵フラッシュも装備して使い勝手も向上しています。軽いカメラを首からさげて、ちいさなバッグにレンズ1本。足取りも軽く、散歩感覚で歩く旅路は、魅力的な被写体の宝庫です。ここでは旅で出会う被写体をシーン別に分けて、撮影のコツをお話したいと思います。
(中略)
[シーン2]海の風景
【撮影のコツ】時には引いてみる

あまりの海の美しさに鎌倉高校前駅で下車。木造の柱やベンチも昔のままの絵になる駅です。浜辺に下りれば、波の向こうに江ノ島が浮かんでいました。こんなとき何も意識しないと、主題である江ノ島をアップして撮ってしまいがち。邪魔なクレーンも目立ってしまっています。このように風景を撮る時は、シャッターを押す前にしゃがんでカメラの高さを変えたり、カメラを縦位置に構えることで、風景は大きく変化します。上の写真は波ギリギリの高さにカメラを構え、広角レンズで海をメインに、江ノ島を小さめに写しました。主題である江ノ島が小さくても、効果的な位置に置けば存在感は失いません。邪魔なクレーンも目立たなくなりました。
(後略)
![]()

表紙写真:
東京空撮(松澤暁生)





