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2010年5月号 厳選!歩いてみたい歴史道

古道から旧街道まで
厳選!歩いてみたい歴史道
文:入江織美、太田耕治、西永佳弘
写真:山口剛、加戸昭太郎、芦澤武仁

近世の面影が残る宿場町、幕末の志士も踏みしめた旧街道、古代の道、中世の参詣路…。歴史の痕跡を訪ね、往時の旅人に思いを馳せながら歩いてみたい、ウォーキングルートをご紹介します。

[長野県]中山道信濃路
【望月宿~長久保宿】

【難易度】低 【歩程】約11km 歩行3時間40分

■コースチャート
望月宿→[1時間]→茂田井→[40分]→芦田宿→[2時間]→長久保宿

○望月宿へ=長野新幹線佐久平駅から立科町役場前行きバス23分、望月下車
○長久保宿から=長久保バス停からJR上田駅へバスで52分

江戸時代の面影濃い宿場と
中山道一の松並木

江戸から信濃、木曽を経て京都までを結ぶ中山道は、江戸時代の大幹線。街道はすっかり姿を変えたものの、一里塚跡や道標に、本陣や旅籠の痕跡に往時の面影をしのべる。
なかでも信濃路の望月宿から芦田宿、長久保宿までの約11kmは、昔日に思いを馳せることができるおすすめのコースだ。特に、美しい家並みの間(あい)の宿(しゅく)・茂田井(もたい)と、浅間山や蓼科の山々を望む田園の道がいい。
中山道25番目の宿場・望月のあたりは道祖神や石像が多い石仏の里。道端にひっそりと立つ石仏を見つける楽しみがある。また、宿場町の町並みもよく保存され、旅籠と問屋を兼ねた真山(さなやま)家(国・重文)を筆頭に連子窓(れんじまど)や蔵造りの家がかつての繁盛ぶりを伝える。
望月からゆるやかな起伏の県道を行くと、白壁の土蔵が続く茂田井に着く。道幅は江戸時代から変わらず、用水のせせらぎが響く静かな宿場だ。武重(たけしげ)本家酒造と大澤酒造の2軒の造り酒屋が落ち着いたたたずまいを見せる。

(後略)

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