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2010年5月号 解体旬書
解体旬書 7
中高年層を意識した
コンビニエンスストアが急増中!
取材・文:朴順梨
少子高齢化の進行とともに、単身者や若い人を対象としてきたコンビニエンスストアが、中高年層を取りこむための店舗や商品づくりを始めています。「速食」と言われるような、これまでの"時間的な便利さ"から、身近さを売りにした"距離的な便利さ"へと変化しつつある、大手3社の取り組みを取材しました。
生鮮食品から日用雑貨まで
スーパー要らずの品揃え

日本にコンビニエンスストアが登場して約40年。今では全国津々浦々に店舗ができ、多くの人の生活を支えている。そんなコンビニのイメージと言えば「24時間営業していて、若者向き」だが、実は中高年にとっても「非常に使える存在」なのだ。
例えばローソン。従来の品揃えに生鮮食品や、105円均一のオリジナル商品を加えた『ローソンプラス』を、2007年より全国で展開している。また同社の新浪剛史社長の「どこに行っても同じではなく、それぞれのマチに合うことを」という言葉どおり、高齢者の多い地域では通路幅を広げて店内用カートを設置するなど、店舗ごとの独自色を打ち出している。「『コンビニでは買うものがない』とおっしゃる中高年の方もいます。しかし生鮮食品のように世代を問わない商品や、1回で食べきれる小分けサイズの総菜など、中高年向きの商品も多数あります。欲しいものが家の近くですぐ買える。コンビニは時間節約だけではなく、手間や距離といった"ディスタンス"も、節約するものなのです」(ローソン広報 宮崎純さん)
確かに店内を見渡してみると、ノジュール世代向けの商品やサービスも多数あることに気づくはず。この商品力、なかなか侮れない。
(中略)
まだある! 意外に知られていない
便利なサービス
すっかり定着した、コンビニATMや宅配便受け取り。24時間利用でき、身近だからこそ享受できるコンビニサービスは、まだまだ進化中です。
【ローソン】薬の販売
「何を選べばいいの?」
薬の不安に答えてくれる
ローソンでは、都内を中心に薬の販売スペースを設けた店舗が登場。さらに、15店中4店ではテレビ電話が設置されている。この電話を使うと調剤薬局に繋がり、8~22時までの間であれば薬剤師さんが薬選びをサポートしてくれる。「鼻水とせきが辛いなら、この薬がいいと思います。でもこちらは眠くなる副作用があるので、運転される場合にはこちらをオススメします」受話器を取って症状を説明すると、約120種類ある薬の中から、症状に合うものを選んでくれる。普段飲んでいる薬との飲み合わせの不安や副作用についての質問もできる。現在はまだ試験段階なので限られた店舗にしかないが、今後増える可能性も。常駐する薬の登録販売師スタッフとともに、強い味方になってくれること間違いない。
(後略)
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表紙写真:
夕暮れの関宿(三重県亀山市)
(宮地工)





