50代からの自分ライフが3倍楽しくなる定期購読誌

JTBパブリッシング

購読お申込み

年間購読(12冊分)7,740円 税込

 

新規お申込みはこちら

  • インターネットから
  • 電話・ハガキ・FAXから

購読中の皆さま

継続お申込みはこちら

  • 年間購読を継続する

バックナンバー

2010年6月号 近江の旨いもの巡り

琵琶湖東岸・美食ルート
近江の旨いもの巡り
文:柏井壽
写真:宮地工

近江は、琵琶湖を中心に、山あり平野あり川ありと起伏に富んだ地形をもち、それぞれ個性豊かな土地柄。食においても、山海ならぬ山湖の幸が目白押しのこの地に、京都在住の美食家が乗り込んだ――。

琵琶湖の旅は米原の駅弁から

『近江』はまた『淡海』とも書き、『ちかつあわうみ』と呼んだ。近く淡い海。それはすなわち、都から近い琵琶湖そのものを指し、それほどに、『近江』という地と琵琶湖は一体になっている。したがって『近江』を区域で分けようとすると、琵琶湖との位置関係で表すことになる。
湖北、湖西、湖南、そして湖東。山あり平野あり、川ありと地形も起伏に富み、それぞれ個性豊かな土地柄が愉しい。
海から遠い都人にとって、近くの琵琶湖は、伸びやかな水辺で憩うことの出来る貴重な場所。『京近江』という言葉があるように、京都と滋賀の国はごく近しい間柄だ。
むろん京都に旨いものは溢れているのだが、それとはまったく趣の異なる美味が、『近江』には少なからず存在していて、分けても琵琶湖東岸地域には、山海ならぬ、山湖の幸が目白押し。近江の旨いもの巡りの旅に出掛けるとしよう。
京都から『近江』へ。比叡、逢坂、ひと山越えれば、あっという間である。或いは新幹線でいうなら、京都の次は米原。まさにお隣さんだ。JR米原駅に降り立つところからグルメ旅を始めるとしよう。
米原は、東海道新幹線をはじめ、東海道本線、北陸本線、更には近江鉄道本線が交わる、要衝の地である。ここに人気の駅弁『湖北のおはなし』が生まれたのは、当然の帰結でもある。唐草模様の風呂敷風包みを解き、簾籠を開くと、鴨にこんにゃく、海老豆と、近江の特産をびっしり詰め込んだお弁当が現れる。叶うなら水辺で、さざ波を耳にしながら箸を取りたいところ。春は山菜、夏は枝豆と、おこわの具が変わるのも愉しい趣向。揚げ物満載のほか弁と違って、あっさりした味わいは朝食代わりにもちょうどいい。

街道の宿場町で伝統の味に出会う

腹の虫を抑えたなら、湖畔に沿って北へ、長浜の街を訪ねる。北国街道の古い街並みをぶらりと歩き、土産を物色。さて昼飯はどうしようかと悩みは深い。ここ長浜に来たなら、どうしても食べておきたい昼餉がふたつあって、「翼果楼(よかろう)」の『鯖そうめん』、「鳥喜多」の『親子丼』がそれだ。

(後略)

柏井壽

かしわい ひさし●1952年、京都生まれ。歯科医、エッセイスト。TV番組や雑誌の京都特集などの監修、コーディネートをつとめる。『おひとり京都の愉しみ』(光文社新書)、『京都至福のひと皿』(JTBパブリッシング)ほか著書多数。

ノジュールは定期購読雑誌です。本記事より先を読みたい方は、以下のボタンから年間購読をお申込みください。
※記事・写真の無断転載を禁じます。

購読お申込み

年間購読(12冊分)7,740円 税込

新規お申込みはこちら

  • インターネットから
  • お電話・ハガキ・FAXから
 
 
 

Copyright © JTB Publishing Inc. All rights reserved.