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2010年6月号 8000円台から楽しめる「かんぽの宿」

6月から平日利用がおトクに
8000円台から楽しめる「かんぽの宿」

宿泊料は安いにこしたことはないが、「安かろう悪かろう」では困る。納得できる料金で快適に過ごすことができ、ちょっとした非日常感が味わえれば、旅の宿としては上々だ。そこで、6月よりおトクな料金プランが登場する「かんぽの宿」に注目した。

リピーターに愛される理由

元々、簡易保険加入者のための施設だったかんぽの宿。民営化で一般の旅館・ホテル同様、誰でも利用できるようになった。そんなかんぽの宿が、宿泊客からのアンケートで寄せられた「以前より宿泊料金が高くなった」「料理のボリュームが多すぎる」という声をもとに、平日利用が1泊2食8000円台〜というおトクなプランを6月より実施する(一部の宿を除く)。
かんぽの宿は、同じ宿に何度も泊まる人、各地のかんぽの宿を泊まり歩く人など、利用者の半数近くが1年間に2回以上利用しており、リピート率が高い。「当たり外れが少ない、料金に見合ったサービスが得られる――つまり色々な意味で安心して泊まれるという信頼感が支持される理由だと思います」と日本郵政株式会社事業部門宿泊事業部の有本眞介さんは語る。
かんぽの宿が徹底的にこだわるのは、「安心と安全」。「建物管理、お風呂、食事はもちろん、非常時への対応など、旅館やホテルにとって一番の基本といえることには手を抜かずまじめに取り組んでいます」と有本さん。「滞在中体調を崩されたりしたお客様やそのご家族から、『ここまでやってくれてありがとう』というお言葉をよくいただくんです。かんぽの宿だからこそのこうした手厚い対応は、他の旅館・ホテルに負けないと自負しています」

みんなに優しいバリアフリー

かんぽの宿に泊まると気付くのは、段差の少なさや廊下・浴室などの手すりの配慮。電動ベッドなどを完備した身障者対応客室を全宿に備えているうえ、露天風呂付き家族風呂を備えた宿もあり、家族の介助をしながら入浴したい人は助かる。これなら高齢の両親と一緒の旅行でも安心だ。「建築段階からいろいろな方にヒアリングをして、そこでいただいたご意見を館内のちょっとしたところに取り入れているんです」。法律上のバリアフリー設計に留まらない配慮が、心強さにつながるのだろう。

名湯や名物料理でのんびり

温泉や眺望、料理の良さで「この料金でこの内容はおトク」と思わせてくれる宿も多い。十勝川のモール温泉や「日本三大美肌の湯」のひとつ・栃木喜連川(きつれがわ)温泉、有馬の金泉などは温泉好きに評判だ。近江牛を味わえる彦根や銚子港水揚げの魚介が楽しみな旭などは、高級食材と言われる山海の幸がおトクに堪能できるとあって、料理目当てのリピーターも多い。熱海の客室から見る花火や夜景、紀伊田辺のお風呂から見る夕陽、奈良の展望室から見渡す平城宮跡など、心に残る眺望は旅の満足度を高めてくれるはずだ。「塩原では、宿周辺の観光スポットを散策するエコツアーを実施して好評をいただいています。今後はその地域固有の特色をさらに宿に取り入れ、お客様により満足いただける環境を整えていきたいと考えています」

(後略)

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