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2010年3月号 お花見列車

[コース2]お花見列車
岐阜・樽見鉄道で、樹齢1500年の淡墨桜へ

花の絶えない田園を走る

山深い根尾谷(ねおだに)に名高き淡墨(うすずみ)桜がある。樹齢1500余年、山梨県の山高神代桜(やまたかじんだいざくら)に次ぐ日本第2の桜の老樹である。幾星霜を重ね、柱に支えられながらも咲く姿には、誰もが魂をゆさぶられる。
淡墨桜(うすずみざくら)へは、大垣駅が起点の樽見鉄道に乗って約1時間、終点の樽見駅から15分歩く。4月1~14日までは「桜ダイヤ」となり、樽見鉄道は淡墨桜を目指す乗客で活気づく。
のどかな田園や根尾川の渓谷を走る樽見鉄道の車窓風景も楽しみだ。草や木は若草色に、そして川の流れは豊かにと、車窓はうららかな春の彩りを映し出す。ましてや、桜が多いので居ながらにして花見もできる。
美江寺(みえじ)駅を過ぎた辺りから、ところどころに桜並木が見える。織部(おりべ)駅からは、今までの田畑の景色ががらりと変わり、山々が迫ってくる。終点までは幾つもの鉄橋を渡り、トンネルをくぐって蛇行する根尾川に付き添うことになる。ところで、織部駅は戦国時代の茶人・古田織部の生誕地にちなんだ駅名。駅舎に隣接して、織部焼の展示や織部焼の器で食事ができる道の駅「織部の里もとす」がある。
沿線の桜で最も美しいのは、木知原(こちぼら)駅と谷汲口(たにぐみぐち)駅の間だ。花色で霞む桜並木が続き、背後の山々にも山桜がちらほらと。谷汲口駅には特に古木が多いが、これらは昭和31年、前身の国鉄樽見線の谷汲口駅開業を祝って地元の人たちが植えたものである。

(後略)

■コースチャート

大垣駅

↓[約1時間5分]

樽見駅(淡墨桜(徒歩15分)、うすずみ温泉 四季彩館(樽見駅から送迎バス10分)へ)

↓[約3分]

水鳥駅(根尾谷地震断層観察館(徒歩すぐ))

↓[約20分]

谷汲口駅(谷汲山華厳寺(バス8分)へ)

↓[約40分]

大垣駅(大垣城(徒歩7分)、槌谷(徒歩15分)、船町港跡と住吉燈台(徒歩20分)へ)

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