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2010年3月号 厳選!春爛漫の花の寺

ベストシーズンに訪ねたい
厳選!春爛漫の花の寺
文:入江織美
写真:山口剛、与呉日出夫、加戸昭太郎

境内を埋めるツツジ、フジ、ボタン・・・。咲き競う花を目あてに訪ねたい、全国でも指折の花自慢の寺院を紹介します。

国宝の双塔を借景にした風趣な花姿
當麻寺西南院[奈良]
シャクナゲ・ボタン(4月中旬~5月中旬)

西南院は古刹・當麻寺(たいまでら)の塔頭の一つで、山裾を利用した庭園から當麻寺の双塔を見ることができる。西塔、東塔の双塔はいずれも奈良時代から平安時代建造の三重塔で国宝。この貴重な眺めとともに西南院の名を上げているのが四季折々の花だ。特に約800本のシャクナゲがつつましげに次々と咲く花姿は風趣に富み、天平の昔が蘇る。4月下旬から5月上旬にかけては本堂前に約1000株のボタンも咲き、妍(けん)を競う。「関西花の寺二十五ヵ所」第21番霊場。

當麻寺西南院(たいまでらさいないん)

■TEL:0745-48-2202
■住所:奈良県葛城市當麻1263
■開館時間:9~17時
■料金:300円
■交通:近鉄南大阪線当麻寺駅から徒歩約15分
※5月20~31日は奈良1300年祭を記念して、普段は未公開の當麻寺曼荼羅と當麻寺境内図の版木(江戸時代)が初公開される

かぐわしいフジの花々で境内が霞む
長泉寺(骨波田の藤)[埼玉]
フジ(4月下旬~5月中旬)

フジの花が最盛期を迎えると、白雲、紫雲のようにフジがたなびき、長泉寺は浄土と化す。「骨波田(こつはた)の藤」で名高い推定樹齢650年のムラサキナガフジを始め、樹齢300年の白いフジなど6つのフジ棚が境内を占める。ちなみに骨波田とは、坂上田村麻呂が蝦夷平定へ向かう折、大蛇退治をして、この地に埋めたことに由来するという。

(後略)

長泉寺(ちょうせんじ)

■TEL:0495-72-3122
■住所:埼玉県本庄市児玉町高柳901
■開館時間:8~18時
■料金:300円
■交通:JR八高線児玉駅からいろは橋行きバス15分下元田下車、徒歩10分(バスは日曜運休)
※5月8日にはハープ奏者・福本しのぶらによる演奏「藤の花コンサート」開催予定。18時開演、2000円

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