ノジュール10月号
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像高180㎝に及ぶ堂々たる像。大きな山形の宝冠、胸の前に捧げた宝珠、裳の結び目を腹の前で蝶結びにして垂らし、天衣の端をひれ状に左右に広げている。面長の顔。大きな目。大きな鼻。口の両端を吊り上げて笑みを浮かべた不思議な表情。容易には近づきがたい威厳がある。夢殿が造営された奈良時代以来、「聖徳太子の等身像」と言われて大切にされてきた。胸前の宝珠や足下の蓮肉まで含め、クスノキの一木を丸彫りして造られている。鎌倉時代の初め、唐招提寺は衰退していた。これを復興したのが貞じょう慶けいである。貞慶は唐招提寺で釈迦念仏会を始めた。舎利(お釈迦さまの遺骨)を本尊にして「南無釈迦牟尼仏」と釈迦念仏を唱える法会である。それから50年あまり、釈迦念仏会のもうひとつの本尊として正嘉2年(1258)に造られたのがこの釈迦如来像。造像に関わったのはなんと約1万人。京都の清凉寺の本尊を模し、縄目の髪や両肩をおおう衣などの表現が特徴的である。法隆寺唐招提寺聖徳太子の肖像とされる神秘的な飛鳥仏生身の釈迦がモデルという清凉寺式の釈迦像【くせかんのんりゅうぞう】【しゃかにょらいりゅうぞう】救世観音立像[安置場所]夢殿 [年代]飛鳥時代 [素材]木造 [像高]178.8㎝ [開帳期間]10月22日~11月22日(※4月11日~5月18日にも開帳)1000円(西院伽藍・大宝蔵院百済観音堂と共通の通常拝観料で拝観可)[安置場所]礼堂 [年代]鎌倉時代 [素材]木造 [像高]166.6㎝ [開帳期間]10月21~23日100円(別途通常拝観料600円要)法隆寺 ほうりゅうじ ⬅P21参照唐招提寺 とうしょうだいじ ⬅P20参照国宝重文釈 如来立像13nodule 2012 October

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